孤軍奮闘する経営者のためのパートナー型税理士事務所

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自己実現する組織(ティール組織)

皆さまの会社組織はどのような形態ですか?

一般的には経営者のリーダーシップのもとで数名の従業員を直接指揮命令するという形態から始まり、従業員の増加とともに部長・課長といった役職者を配置するピラミッド型の組織へと移行していくと思います。

一定規模以上に成長した会社はほとんどがピラミッド型の組織形態をとります。

なぜでしょうか?

指揮命令系統がはっきりしているため統制がとりやすいから。モチベーションアップのために昇進ポストを用意する必要があるから。他の会社みんながそうだから。

理由は様々あると思いますが、成長戦略として積極的にピラミッド型組織を採用している会社は案外少なく、3つ目の「他の会社みんながそうだから」という理由で当然のようにピラミッド型組織になっている会社が多いのではないでしょうか。
もしそうであるならば自社の目的を達成するために最適な組織の形とはどのようなものかを考えてみるのも良いと思います。
なぜならば会社の目的に組織の形がマッチしていることが目的達成の近道になるからです。

高い木の上の葉を食べるためにはキリンのような長い首が効果的です。大きな体で地面の草を食べるためには象のような長い鼻が効果的です。目的達成のためのベストな選択肢は「周りと同じ」ではなく、「目的を達成するのに適した形をとること」です。

当記事では、働く人の自己実現の場として組織を構築し、組織の力で会社の成長を加速させるティール組織をご紹介します。
もちろんティール組織を採用すれば全ての会社が良くなる訳ではありませんし、全ての会社が導入できるものでもありません。
成長戦略の一環として組織形態を考える際の選択肢のひとつとして加えて頂ければと思います。

ティール組織とは

  • ティール組織の概要
  • 特徴①自主経営が可能となる仕組み
  • 特徴②個人としての全体性の発揮
  • 特徴③進化する目的

ティール組織の概要

ティール組織は2014年にフレデリック・ラルー氏がその著書「Reinventing Organizations」で紹介した旧来の組織形態とは一線を画した組織形態です。

簡単に言えば「社長や上司が業務を管理するために監督・干渉をしなくても、組織の目的を実現するために、組織メンバーの一人ひとりが自律的に裁量権を持って運営する組織」です。

ティール組織で働く従業員のモチベーションは非常に高く、生産性が高いことが様々な追跡調査で観察されています。

そして従業員のモチベーションが高さにはティール組織の主な特徴である「自主経営」「全体性」「存在目的」が大きく貢献しています。

以下においてこれらの特徴一つ一つをご説明します。

特徴①自主経営が可能となる仕組み

ティール組織は、経営者や上司からの指揮命令系統がないフラットな組織形態です。
指揮命令を受けなくても組織のメンバー全員が組織の目的実現を目指し、自主的に組織運営するためのルールや仕組みを有しています。

その特徴は次の3点です。

  1. 情報の透明化
    業務の結果やプロセスに関する指標、給料などあらゆる情報を共有することにより、組織のメンバーは自分自身の行動の結果を直接リアルタイムに知ることができます
    これが組織の目的を実現するために自主的に考えて動ける環境の土台となります。
  2. 意思決定プロセスの権限委譲
    組織のメンバーは誰がどんな意思決定もできます。ただし、その前に、その意思決定に係るすべての関係者とその専門家に助言を求めないといけないというルールがあります。
    すべての助言を取り入れる義務はありませんが、必ずすべての助言を真剣に検討しなければなりません。
  3. 人事プロセスの明確化
    採用・退職、給料決定のプロセスが明確化されており、経営層の権力が及びにくいようにされています。
    例えば、採用面接をするのは将来のチームメイトであり、その判断基準は「毎日一緒に働きたいと思うか」です。
     

特徴②個人としての全体性の発揮

これは自分のありのままの姿を自覚し、それを会社で同僚たちの前にさらけ出すということです。
こうしたありのままの状態で出勤できる職場環境によって、人生を豊かで生き生きと送ることができるようになり、このことが仕事に対する情熱と創造性を生み出します。

全体性を発揮できる職場をつくるためには、職場が心理的に安全な場でなければなりません。自分をさらけ出せば批判される、周りと違う意見を言えば反対されるといった環境では全体性の発揮は望めません。

ティール組織に限らずこの「心理的安全性」は、組織運営における様々な場面で成果を出すためのキーポイントとして注目されています。

特徴③進化する目的

ティール組織では組織自体を、経営者や株主の所有物ではなく、自らの存在目的を持った1つの「生命体」と捉えています。

生物に生きる目的があるように、組織にも生きる目的があり、生き続けていく中で、組織の目的も進化していくと考えます。

組織のメンバーは、組織が将来どうなりたいのか、どのような目的を達成したいのかに耳を傾け、理解しなければなりません。

そのためには企業理念の共有とブラッシュアップが必要ですし、さらには採用段階において企業理念に適合する人材であるかどうかを慎重に見極めなければなりません。

問題解決へのアプローチは「やり方」ではなく、「あり方」が基準となります。組織がどうありたいか、どうあるべきかが基準です。

いかがでしょうか?
ピラミッド型の組織に慣れ親しんでいる我々には非常にハードルが高い理想論のような形態と感じるかもしれませんが、自分がこれらの特徴を持った組織で働いている様子を想像するとワクワクしてきませんか?

さらに踏み込んだお手伝いが必要なら

当事務所の経営戦略支援では、会社の継続的な成長を支援するため、経営者の頼れる右腕となることを目的としています。
そのために日々研鑽・実践・フィードバックを重ねています。

法人経営に特化した当事務所の支援策にご興味のある方は、お気軽にお問合せください。

 

 

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