
客単価×リピート率=安定利益!利益体質を強化する税金対策とは
売上を伸ばすことに必死になっていませんか?
でも大事なのは『利益』。売上が増えても、利益が出なければお金は残りません。
今回は、リピーターと客単価をキーワードにした利益体質の作り方、そしてその延長にある節税の考え方をお伝えします。
売上の公式は「客数×客単価×リピート数」
意外と知られていませんが、売上はこの3つの掛け算で成り立っています。
多くの経営者が「新規客を増やす」ことに集中しがちですが、それには広告費や人手など、かなりのコストがかかります。
一方、既存のお客様に何度も買ってもらったり、1回あたりの購入額を上げてもらう方が、実は費用対効果は高いのです。ここに着目することが、利益率の高い経営への第一歩です。
客単価を上げる具体策
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セット販売やバンドル:関連商品をまとめて販売
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上位グレードの提案:プレミアム版、限定版など
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オプション追加:追加サービスやアフターサポート
「ついで買い」や「どうせならいいものを」という気持ちを引き出す設計がポイントです。これにより、無理なく客単価を引き上げることができます。
リピートを増やす3つのリピートタイプ
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同経験のリピート:同じ用途で繰り返し購入(例:定期的な掃除代行)
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異経験のリピート:異なる用途で再購入(例:自宅用→贈答用)
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時系列のリピート:段階的な関連商品提案(例:新築→家具→メンテナンス)
これらの視点を持つことで、単発の取引を長期的な関係へと育てていくことができます。
利益体質と節税の関係
リピートと客単価の向上によって、安定して利益が出るようになれば、会社は「先を見据えた節税」が可能になります。
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定期収入があれば、資金繰りに余裕が出る
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利益が安定すれば、毎年同じ時期に節税対策を組みやすい
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長期顧客が増えれば、売上予測も立てやすく、計画的に経費を使える
つまり、税金対策を「事後対応」ではなく「事前戦略」に変えることができるのです。
今日からできる利益体質アクション
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現在の客単価とリピート率を数値化する
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セット商品や上位グレードの導入を検討する
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クーポンやメルマガでリピート促進を図る
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年間売上予測を立て、それに基づいた節税計画を立てる
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税理士と一緒に「利益が出る前提」の節税戦略を構築する
まとめ:利益を設計すれば、節税はもっと戦略的にできる
客単価とリピート数は、経営を根本から支える二本柱です。そして、この二つを強化すればするほど、安定した利益が生まれ、節税の選択肢も広がります。
「売上を追う」から「利益を設計する」へ。これが、これからの中小企業経営のキーワードです。
利益を出せば、税金の話も「守り」から「攻め」へと変わります。
今日から、顧客との関係性を強化し、価値ある商品・サービスを提供する仕組みづくりを始めてみませんか?