客単価×リピート率=安定利益!利益体質を強化する税金対策とは

売上を伸ばすことに必死になっていませんか?
でも大事なのは『利益』。売上が増えても、利益が出なければお金は残りません。
今回は、リピーターと客単価をキーワードにした利益体質の作り方、そしてその延長にある節税の考え方をお伝えします。

目次

売上の公式は「客数×客単価×リピート数」

意外と知られていませんが、売上はこの3つの掛け算で成り立っています。
多くの経営者が「新規客を増やす」ことに集中しがちですが、それには広告費や人手など、かなりのコストがかかります。

一方、既存のお客様に何度も買ってもらったり、1回あたりの購入額を上げてもらう方が、実は費用対効果は高いのです。ここに着目することが、利益率の高い経営への第一歩です。

客単価を上げる具体策

  1. セット販売やバンドル:関連商品をまとめて販売
  2. 上位グレードの提案:プレミアム版、限定版など
  3. オプション追加:追加サービスやアフターサポート

「ついで買い」や「どうせならいいものを」という気持ちを引き出す設計がポイントです。これにより、無理なく客単価を引き上げることができます。

リピートを増やす3つのリピートタイプ

  1. 同経験のリピート:同じ用途で繰り返し購入(例:定期的な掃除代行)
  2. 異経験のリピート:異なる用途で再購入(例:自宅用→贈答用)
  3. 時系列のリピート:段階的な関連商品提案(例:新築→家具→メンテナンス)

これらの視点を持つことで、単発の取引を長期的な関係へと育てていくことができます。

利益体質と節税の関係

リピートと客単価の向上によって、安定して利益が出るようになれば、会社は「先を見据えた節税」が可能になります。

  • 定期収入があれば、資金繰りに余裕が出る
  • 利益が安定すれば、毎年同じ時期に節税対策を組みやすい
  • 長期顧客が増えれば、売上予測も立てやすく、計画的に経費を使える

つまり、税金対策を「事後対応」ではなく「事前戦略」に変えることができるのです。

今日からできる利益体質アクション

  1. 現在の客単価とリピート率を数値化する
  2. セット商品や上位グレードの導入を検討する
  3. クーポンやメルマガでリピート促進を図る
  4. 年間売上予測を立て、それに基づいた節税計画を立てる
  5. 税理士と一緒に「利益が出る前提」の節税戦略を構築する

まとめ:利益を設計すれば、節税はもっと戦略的にできる

客単価とリピート数は、経営を根本から支える二本柱です。そして、この二つを強化すればするほど、安定した利益が生まれ、節税の選択肢も広がります。

「売上を追う」から「利益を設計する」へ。これが、これからの中小企業経営のキーワードです。

利益を出せば、税金の話も「守り」から「攻め」へと変わります。
今日から、顧客との関係性を強化し、価値ある商品・サービスを提供する仕組みづくりを始めてみませんか?

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わかお税理士
税理士(税理士登録番号:140275)、国際認証MBA(経営学修士)、ファイナンシャル・プランナー

20年以上の実務経験の中で、上場企業から中小零細企業まで100数十名の社長の経営・税務・資産形成を継続的にサポート。
「節税は手段であって目的ではない」をモットーとし、中長期的に会社の健全な成長に貢献する節税策のみを提案している。

【執筆税務論文】
組織再編税制に係る行為計算否認規定の解釈とその適用

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