孤軍奮闘する経営者のためのパートナー型税理士事務所

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資金繰りに困らないための銀行との付き合い方

中小企業の資金調達は経営者からの借り入れを除けば、そのほとんどを銀行からの融資に依存しています。
そのため銀行との信頼関係は中小企業の安定・成長のためには非常に重要な要素となります。

信頼関係を日頃から築けていれば、スムーズな融資有利な条件で獲得できる可能性が高まります。しかし、この点をおろそかにしていると、融資を断られてしまうか融資条件が厳しいものになってしまう可能性があります。

当記事では、中小企業が資金不足で成長の機会逃すようなことがないように不測の事態が起きても銀行からの援助によって乗り越えられるように、日頃から経営者の方に気をつけて頂きたいポイントをご紹介いたします。

是非ご参考になさって銀行との深い信頼関係を築いていってください。

5つのポイント

  • 銀行への情報提供
  • 資金使途の明確化
  • 経営者の計数理解
  • 実質的無借金経営
  • 複数行との取引

銀行への情報提供

みなさんが大金を貸しても良いと思える相手はどのような相手でしょうか?
自分の身内かよほど信頼している間柄でないと貸そうと思わないのではないでしょうか?

銀行も同じです。顧客から預かっている大切なお金を信頼のおけない相手には貸せないのです。
さらに、現在は超低金利の時代ですので稼げる金利は数%しかありません。その反面、融資が焦げ付けば数百万円、数千万円の損失が生じます。

これらの理由から、銀行は融資先の選定に慎重になります。円滑な融資を受けるためには何より信頼関係が必要なのです。
そして、銀行からの信頼を得る一番の方法は、会社の情報を誠実になるべく多く提供して会社のことを深く知ってもらうことです。

良い情報も悪い情報も包み隠さず話してくれる人の方が、隠しごとばかりの人よりも信用できると思います。
銀行との付き合いも人間関係と同じで日頃の誠実なコミュニケーションが大切です。

定期的な試算表の説明・決算内容の報告をできれば融資担当役席に行うことをお勧めします。

資金使途の明確化

銀行は貸した資金がどのように使われるのかを気にしています。
会社の成長投資のため(増加運転資金・設備資金)や一時的な資金工面(納税資金・賞与資金)のためならば前向きに融資してくれるでしょう。

赤字の穴埋めや関係会社・役員への転貸は嫌います。

たとえ円満に融資を受けたとしても、金銭消費貸借契約書に記載された資金使途とは異なる用途にお金を使ってしまえば、銀行との約束を破ることになるので銀行からの信用を失ってしまいます。
借りた資金を何に使ったかは決算書を見ればわかってしまいます。

お金には色がないとよく言われますが、資金には色があるのです。

資金使途によって借入の方法や条件も異なるので、融資を申込む際の資金使途は非常に重要なポイントです。

経営者の計数理解

経営者が自社の財政状態や損益の状況を理解し、把握していることも大切です。
経営者が自社の状況を理解しているからこそ、融資の返済計画の説明に説得力が備わります。

経営者の営業力を始めとする人間性も重要ですが、ひとり二役も三役もこなさなければならない中小企業の経営者には、リーダーシップに加えて計数管理を含むマネジメント能力も求められています。

金融検査マニュアルが廃止され、担保や保証に依存した融資から事業性評価融資(会社の事業内容や成長可能性などを適切に評価して審査する融資)へ融資の軸足はシフトしつつあります。

これからは経営者がご自身の言葉で会社の経営数字について語れることは、融資の場面で必須になってくると思います。

実質的無借金経営

実質的無借金経営とは、銀行からの借入額より預金残高の方が多い状態を言います。
いつでもその気になれば借入金を全額一括返済できる状態です。

銀行借入れゼロで経営する形式的無借金経営は本当に健全なのでしょうか?
平時に銀行との取引がなければ、有事の際にスムーズな融資は望めません。いくら無借金で経営してきた会社からであっても、唐突に融資を申込まれれは銀行は構えてしまいます。銀行は保守的なのです。

借入れをしなければ手もと資金以上の事業投資はできません。つまり、成長スピードが制限されてしまいます。

どんなに優良な上場一流企業でも形式的無借金経営ではなく、実質的無借金経営です。
借金をすること自体がリスクなのではなく、借りたお金を無計画に使ってしまうことがリスクなのです。

借入とうまく付き合うことが中小企業の生き残り・成長には必要かと思います。

複数行との取引

会社が一行からしか融資を受けていない場合は、その会社はその銀行にとって独占市場です。
世間相場はあるにせよ貸付条件において直接の競合はいません。そんな状況下で会社有利に借入れができる可能性はどれくらいあるでしょうか?

独占市場においては売り手(銀行)の力が圧倒的に強くなります
買い手(会社)が交渉力を持つためには、競争相手を作らなければなりません。

また、銀行にとっても、隣りの銀行が融資をしていることは、会社を信用するひとつの材料になります。みなさんも誰も手を出していない投資よりは、大勢が参加している投資の方が安心ではないでしょうか。

一行から融資を断られても、他行では融資がとおることもあります。

複数行取引は、融資条件の交渉のためにもリスク管理のためにも有益な方法です。

さらに踏み込んだお手伝いが必要なら

当事務所の財務支援では、会社の成長に寄与し、事前にリスクを予測・回避する資金繰りをご提案し、経営者の方に安心して経営に専念していただくことを目的とします。

法人経営に特化した当事務所の支援策にご興味のある方は、お気軽にお問合せください。

 

 

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